会長インタビュー
医療への取り組み
リハビリテーションへの取り組み
栄養部の取り組み
会長インタビュー
グループ創設以来、一貫して取り組んできた慢性期医療について、グループ会長を務める武久洋三がお話しします。
医療への取り組み
それぞれの地域に必要とされる医療の提供や、医療の質を高めるための取り組みを医師がお話しします。
リハビリテーションへの取り組み
早期在宅復帰へ向けどのようなリハビリテーションを提供するのか、リハビリテーション部部長がお話しします。
栄養部の取り組み
栄養を取るためだけではなく、食べる楽しみにつながる食事作りについて、管理栄養士がお話しします。
目的を持った離床を。
「自分でトイレ」を、応援します。
「口から食べる」を、応援します。
多剤内服には、させません。
みんなに嬉しい食事を。
身体抑制は、廃止します。
目的を持った離床を。
実は、安静が必要な病態は限られています。
不必要な安静により心身のキノはすぐに衰えてしまいます。
これを「廃用症候群」と言います。
廃用症候群を起こさないためにも積極的にベッドから離れ、楽しく目的を持った離床を促すことが大切です。
私たちは各病棟に離床コーディネーターを配置して、積極的な離床にスタッフ全員で取り組んでいます。
「自分でトイレ」を、応援します。
実は、尿道カテーテルが必要な患者さんはほとんどいません。
本当は必要なくなっているのに、なんとなく続いているということが多いのです。
当グループではできる限り尿道カテーテルをなくし、自分の力で排泄できるよう他職種で支援していきます。
自分の意思でトイレへ行き、自分の力で排泄をする。
そんな生活の中の当たり前を取り戻すため、膀胱直腸機能リハビリテーションを積極的に行なっています。
「口から食べる」を、応援します。
病気や老化、長期間の絶食などにより飲み込む力が低下して、口から食べることができますなることがあります。
適切なリハビリテーションにより、再び口から食べられるようになる患者さんは少なくありません。
もう一度、口から食べる喜びのために。
私たちは口から食べられる可能性を最後まで考え、全力を尽くします。
多剤内服には、させません。
たくさんの病気に対してお薬を重ねていくうちに種類が増えてしまったり、症状がなくなったのにお薬を続けてしまっていることがあります。
さまざまな研究で、5種類以上の内服は、薬物相互作用の頻度が高くなることがわかっています。
「足し算の処方」から「引き算の処方」へと考え方のシフトが必要です。
全ての患者さんへ、負担のかからない最善のお薬を。
私たちは本当に必要なお薬だけを提供します。
みんなに嬉しい食事を。
適切な栄養がとれないと病気は治らず、リハビリの効果も出てきません。
あらゆる状態の患者さんに適切な栄養を提供できるよう、多種多様な献立を用意しており、行事食や週1回の郷土料理など、季節感や変化に富んだ献立になるように工夫しています。
みんなが楽しく、食事に関心を持てるように、私たちは取り組みを続けていきます。
身体抑制は、廃止します。
自分の意思に反して、ベッドに体を縛り付けられて、不安と恐怖に怯えない人はいるのでしょうか。
自分の事として想像すれば誰でもいけない事だとわかるのに、なぜ自分でないとこの当たり前を忘れてしまうのでしょうか。
身体抑制をせずに患者さんの安全を守るためにはどうするべきか。
私たちは常に真剣に考えて行動します。